空といっしよに
今日は青空がまぶしい。
少しからりとしたあたたかさで、
秋の始まりとしては過ごしやすいです。
今『希林さんといっしょに。』という本を
読んでいます。
映画監督の是枝裕和さんが、自分の作品に出演していた樹木希林さんとの対談や、回想したエッセイとか書いていて、
一人の女優さんのメモリアルでもあります。
わたしにとって是枝裕和作品を観ていると
いつも不在の存在のようなものを感じていて、
自分の人生や世界から今はもうない人や物
あるいは過ぎた過去に思いを馳せております。
樹木希林さんだけでなく、
由利徹さんや原田芳雄さんなど、
出演していた役者さんもだんだん鬼籍に入り
劇場で観た作品も改めて観ていると
そういう人たちの在りし日の姿に
いろいろなものを投影してしまいます。
映画というのは特殊な世界で
作り方も含めて魔法のような気がして、
そこから生まれたこの本は
活字を通してドキュメンタリー映画を観るようです。
読み終わったら
母に貸そうと思います。
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