今年読んだ本

今年はまだ読み終えてない本も含めて
55冊の読書でした。
ざっくり半分くらいは購入したものです。
そのうちの個人的に印象に残った5冊を挙げます。

絲的ココロエ 絲山秋子
芥川賞作家自身の双極性障害への治療と減薬、
あと日常と執筆生活のスタンスなど
非常に冷静に書いていて参考になりました。
自分もこんな形で、持病との関わり方を 
いつか書けたらなと思いました。


椿宿の辺りに 梨木香歩
久しぶりの長編小説。
表紙のデザインと装画が端麗で素敵。
古風で、家族史にまつわる物語が
ゆっくり本の世界に浸りたい気分になります。


希林さんといっしょに。 是枝裕和
以前紹介しましたが、改めて。
今母に貸しています。
樹木希林さんの女優としての
存在の大きさに圧倒されるとともに
昭和の芸能界を語れる人が
少なくなっていくことが惜しまれます。
是枝作品では歩いても歩いても、の
樹木希林さんが好きです。


ラグビーワールドカップ2019公式ガイドブック
今年一番エキサイトした日々だった
ラグビーワールドカップの公式本。
資料としても価値があるし、
ラグビーの持つ魅力、世界の広さ
何よりラグビーを愛する人たちのエッセンスが
盛り込まれてます。


白銀(しろがね)の墟(おか)玄(くろ)の月 小野不由美
すみません、まだ読み終えてないんです。
でも、ものすごく久しぶりに十二国記の新刊を
発売と同時に買えた幸せと
長い空白のあと、世界観を引き続き描ける
作家の力量に驚かされたので。
ファンのみなさんの盛り上がりも素晴らしいです。
年末年始で読み終えたらと思います。




気がつくと
女性作家と女優さんの本が多いです。
今年はジェンダーやフェミニズムが議論になりましたが
それぞれの分野で実績のある人たちは
すでに大きな足跡を残しています。
自分の力を信じ、世界を広げてきた
方々の言葉に
共鳴した一年だったかもしれません。
本を読む人の参考になれば幸いです。



Sky in every mind

加瀬ヒサヲ 公式サイト KASE Hisawo Official Site

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